LY
花の中で溺れる
水の中で眠る
月の下で狂う
世界にこんにちは。

L
私が愛した鬼は
梅の木の花の鬼
抱き寄せられた狩衣に
ほのかに移る花の色

VY1
鬼と人が出会う日の
元で結ぶ縁、情け
語る言葉、探る言葉
それを忘りた日はいつか

LY
綻び零る花に
言葉はいつか枯れ
手をそっと握る
あなたは目を瞑る

Y
私が愛した人は
梅の木の主人
はだけた露な心
あなたは私を選んだ

VY1
鬼と人が結ぶ日を
見届く私は仲人
鬼と人が選ぶ恋を
見届く私はただの木

LY
花の中で溺れる
ふたりは手折られあう
香りは甘く掠れ
花の下、祝福を

VY1
鬼と人が消えた日を
忘ることは永遠になかろ
鬼と人が結うた木の
私はなぜ、泣いているの?

花の中で溺れる
ふたりを見ていた
花の下で眠る
ふたりを見ていた。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

【百合】御花語

閲覧数:299

投稿日:2016/07/23 16:53:16

文字数:358文字

カテゴリ:歌詞

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