ぐしゃぐしゃの雨注がれて
三度目の部屋は蒸れていた
換気をしても蒸れたままだから
それならいっそ続きをさ
熱気を増した三畳半で
段々に不徳 萎えていた
愛など知らぬ鯉 ただ揺れて
未熟な愛を貪り食っていた
めちゃくちゃにして転がって
あんまりな体撫でていた
続きが終わり一人きりだから
確かな愛を探そうか
散々咲いた鬼灯共は
掠れた青に置いてきた
辺りは既に闇夜であるから
どうか守れよ
温かな雨に抱かれて服さえ
濡らされて熱出た
白馬の王子がこちらに手を振る
カラス鳴き目は覚めた

ぐしゃぐしゃの雨注がれて
何度目の部屋は蒸れていた
換気をしても蒸れたままだから
それならいっそ続きをさ
涙で濡れた三畳半で
散々な不徳 耐えていた
恋さえ忘れ愛ただ喰って
盲の猫は
めちゃくちゃにされ倒されて
貧相な体撫でていた
続きが終わり一人きりだけど
確かな愛は何処に消え
散弾撃って消えてく鯉は
柱にだってならなくて
辺りは既に闇しか見えない
どうか守れよ
温かな雨は体を溶かして
四肢などは蕩けて
白馬の王子が奈落に消えゆく
カラスさえ泣きだして

温かな雨に抱かれて服さえ
濡らされて熱出た
白馬の王子がこちらに手を振る
カラス鳴き目覚めずに
温かな雨は体を溶かして
四肢などは蕩けて
白馬の王子が奈落に消えゆく
カラス鳴き続きから

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

雨みどろ

閲覧数:22

投稿日:2024/04/12 20:22:08

文字数:566文字

カテゴリ:歌詞

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