ジャケット

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ライセンス

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朱殷の便箋

歌詞

牡丹色の想いのせて走る
菜の花色のペンが綴る文
オレンジ色のリボン揺らし
あの人のもとへ行きたい 今すぐにでも

毎日が輝いて見えたあの頃ように
いつまでもあなたの右手を握っていたい

それが叶わぬ願いだとしても
瞼を閉じればまた会える気がして
ひらりはらり無遠慮に散る
花を眺めせぐり上げた
ぽたりぽたりこぼれ落ちていく
涙拭うこともままならず

鈍色に霞む意識の中で
廻る緑や朱色の景色は
視界の端を去り
紺色の袖が
私の手からすり抜けていった

引き出しの奥底にあったペンが語りだす
あなたとの色鮮やかな時が溶け出して

それは届かぬ想いだとしても
手紙を綴れば通じ合える気がして
さらりさらり牡丹色の文
あなたに届く宛先もなく
じわり滲む痛みさえも
この紙にしたためて

それが叶わぬ願いだとしても
瞼を閉じればまた会えるはずだから
ひらりはらり美しいまま
朽ちていった花とともに
筆を止めて火を吹き消した
色褪せぬ想いぎゅっと抱きしめながら

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投稿日:2024/03/14 15:25:33

長さ:04:00

ファイルサイズ:7.3MB

カテゴリ:音楽

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