飴色夕焼けの中 西日に目を細め
こんな瞬間に瞼 過る細い髪

刻まれた傷に滲む 熱を持たぬ血は
紅を引いたような それか クレヨンで描いたような赤

遠く稜線が被るレンズ雲 浸した足に揺れる水面
少しずつ伸びる影を踏まぬように 後ろを付いてゆく

あなたが今も生きていても 僕の声など届かなくていいの
乱暴なまでに幼過ぎた ずっとあの夏が離れないの
ずっとあの夏が離れないの



入道雲に阻まれ 夕日に立ち竦む
こんな瞬間に頬を あの日と同じ風が撫でる

無邪気な背比べ 脱ぎ捨てたサンダル 転がってくのも構わないで
白いワンピースの裾が翻る 何となく目を逸らした

あなたが今も生きてるなら 僕の声など聞こえぬ所へ行け
あの夏から耳にこびりついた ああこの歌を止めないでと
ああこの歌を止めないでと

あなたが今も生きていても 僕の声など届かなくていいの
乱暴なまでに幼過ぎた ずっとあの夏が離れないの
ああこの歌を止めないでと

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

Mel.

閲覧数:205

投稿日:2020/03/14 22:01:45

文字数:416文字

カテゴリ:歌詞

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