「ワースレス」

壁に向かい　ただ叫んだ　ひび割れたコーラス　上ずって
跳ね返る　微かな反響　感じながら　そう何度も　繰り返して

灰色の目を　モノクロの景色に重ねて　遥か
遠くの影　見つめても　ぼやけたままの　焦点で

きっと　願いは叶って　翼広げ　振り向くことなく　僕は飛び立つ
そっと　佇む影は　繋がれたまま　大空高く　鎖の影が　伸びてく　（※）

どこまで　歩けばいいの　いつもの調子で　逃げ出すの
滲み出す　静かな感情　　滑り落ちて　沈んで　融けてゆくの

錆色の雨　仰ぐ手の先から零れて　深く
傷を抉り　へたり込む　薄ら笑い　浮かべて

Repeat※

いつからだろうか　部屋の片隅に　転がる　瓦礫のような
煤けたままの　この僕を　見つめる　あの暗い赤

Repeat※