街灯 BPM120

深夜街の明かりぽつり
海の匂い路地に消えてく
街灯消えたまだ耳を突く
ここは醜い路地裏

まだ眠い部屋の中は
昨日の残りビールが一つ
今日も何処か街角で鳴る
懐かしい音拾う

どこまで向かってもまだ
間違いに気づく
殻の扉を開ける
部屋を出た時から
分かってた

指の隙間透かしたら
この目見えない頭の中
回るプロジェクター影落とす
左手が音をとる
少し汗ばむシャツで拭う
真夜中に巣食う砂漠を一飛び
熱帯夜誰も聞いてない
深夜のニュース
今耳に残った

また回る夏に戻る
乾いたシャツに夕立ぽつり
今日も何処か雑踏の中
思い出すかな独り

今頃取り返すのは
出来ないね
そうね
心一つ響かない
ドアが閉まるときは笑ってた

あの頃の私がまだ
袖を掴んでは離さない
理由もないけど帰りたい
それは何処?何処に行く?
濡れる髪かき上げて晒す
いつもと変わらぬイヤホンが光る
熱帯夜涼めない部屋が
心蝕む
何処に戻りたいの?

そっかこれが悲しさなの
理解するまでが長すぎる
行く当てもないが帰りたい
それは何処?何処に行く?
頭穿つこの夕立が
右手を招いてここに連れてくる
生か死かなんて選べない
遠く聞こえる古臭いメロディ

あの頃の夕日が今
雨を涙に化かしている
走る路地裏耳を頼る
すぐ解る
水を蹴る
濡れる髪かき上げて外す
今だけいらない
イヤホンが落ちる
熱帯夜吹き荒ぶ風に
やっと聞こえた
耳に届いてるよ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

街灯 歌詞

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投稿日:2023/01/01 18:01:50

文字数:618文字

カテゴリ:歌詞

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