野良犬
何処(いずこ)へ消えた

記憶の中の帰り道
薄茶に汚れた痩せっぽち
孤高を告げる眼光は
唸り一つで雲の子散らす

大人たちは眉ひそめ
餌をやるなと言ったけれど
そんな勇気は僕になかった



野良犬
何処(いずこ)へ消えた

夕暮れ時の街路わき
片足引きずる痩せっぽち
切なく響く遠吠えは
影踏み鬼の足を留(とど)める

大人たちは無感動
脇見もせずに過ぎたけれど
そんな勇気は僕になかった



野良犬
何処(いずこ)へ消えた
幼い僕をふるわせた
眼差しと遠吠えよ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

野良犬探し

歌詞になるように詩を書く、というのは新鮮でした。
子供のころは良く野良犬を見かけたものですが、最近見ません。どこに行ってしまったんでしょ。

閲覧数:63

投稿日:2010/03/04 00:59:56

文字数:248文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました