『歓楽チェッカー』


甘さ控えめな科白（セリフ）で繰り広げ出る夢殿（ゆめどの）
誰も彼（かれ）も皆　同（おんな）じ　個性なんてありゃしない
勝手に幻滅されては　一昨日きやがれと言う
袖振り合うのも多少で　縁（えにし）なんてクソ喰らえさ

今に見てろと息をまいてもお前の頭じゃ無駄デショ
数え切れない無様背負い込みいっそ踊らされてみれば？

○（マル）だけ？　そんな意味無い胡麻擂（ごます）りばかりで能が無い
X（バツ）だらけの意気地の無さをひけらかす君は愚か者
愚図ならもっとちゃんとさ　巧く取り入って立ち回れ
癇癪（かんしゃく）持つ馬鹿な猿でもまだマシな女優を目指せるだろう


献身的精神論　酸（す）いも甘いも飽き飽き
押し付けるだけ　芸が無い　物覚えが悪すぎる
一度や二度じゃやり足らず　駄々を捏（こ）ねまくる大人
なら使い物にならないくらいまで蔑んでやれ

本能のまま頁（ぺーじ）増やして乳繰り合うしか知らない
在庫処分に新入荷付け新しい物好き　さぁさどうぞ

□（しかく）にレ点を入れて一つ覚えで仕方無いな
△（さんかく）には棒線括弧　足せば呆れ顔の絵文字さ
ドジでも生きてはイケる　ヘマせど認めないのが筋
謝るのは人の歴史と諭すのはガキの戯言（たわごと）さ


知るかよ　損な理屈で懐柔出来ると粋がるなよ
思い込みの激しい価値を先入観ごと塵匣（ちりばこ）へ
テストの見込みが辛（から）く何気に鼻唄で歌舞（かぶ）いて
頬を染めて一大決心　形振り構わず「ごめんなさーーーいっ！！！」

○（マル）だけ？　そんな意味無い胡麻擂りばかりで能が無い
X（バツ）だらけの意気地の無さをひけらかす君は愚か者