あの日 君が紡いだ音に気づいていたのに
僕は 掻き消すように君を壊した

知らない その言葉が 逃げるためのスイッチ
わからない その言葉が自分への呪い
弱いことくらい 知ってるよ ずっと
それでも どうしても 足がすくむ

光を浴びて 微笑む君に 手を伸ばしたのは
そんな君が恐かったから

純粋な言葉で i を歌う 愛を知ってる君
ノスタルジックだね 氷に覆われた世界で
真っ黒な瞳で拒絶する 言葉すら持たない僕
センチメンタルだね 閉じ込められた世界で
交わらないけど 交わってみたいな 君のような
甘い蜜を吸って 壊したいよ……ごめんね


おはよう その言葉さえ君は囀りのよう
ごめんね 悲しそうな声 あまり聞かないトーン
どうしたの?それさえ聞けない僕がいる
それなのに 守りたい 籠の中の鳥を

闇夜に浮かぶ 星たちの中 輝けなくて泣いてる
そんな君が 愛おしくて

泣き出しそうな aの言葉 bを知らない君
エモーショナルだね 広い籠の中の世界で
泣き出すように吐き出す 偉人の言葉組んでさ
モラリストだね 本当に嫌気がさしちゃうよ
届かないけど 届かせてみたいな 僕はきっと
幸せの意味を知らないんだ……さあ行こう

花のように綺麗な君が 月のように繊細な君が
大嫌いで大好きなんだ
鈴のように高い声が、詩のように整った言葉。
笑顔の中に隠された 壊れかけの心
どうして……

悲しそうな好きの声と痛みを知っていた君
天使なんかじゃなかった ちゃんと女の子で
自由の中ひねくれた僕の本当の気持ち
あの日 拒絶した言葉全部全部全部全部全部

君を好きで仕方なかった 僕は君に好きを
伝えるのが怖かったんだ
泣きながら何度でも伝えようとしてくれたのに
交われないけど交わってみたいな 君みたいな
大好きな君と 大好きな歌を 大好きな
大好きになれたこの世界で……ありがとう

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

君色の世界

「君を好きだけど、君にふさわしい自分じゃない」
「君を好きなのに、君はわたしを拒絶する」

恋をするのが怖い男の子と、男の子の世界では人気者の女の子。

閲覧数:93

投稿日:2017/08/26 21:05:35

文字数:804文字

カテゴリ:歌詞

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