誰もいない泡沫(うたかた)の世界 奏でる終末
独り空へ口ずさんだ歌は 黄昏のさき
崩れ落ちる夢 灯り揺らぎ消えゆく
澄んだ闇の中 光求め振り向く
あてもなく彷徨って
僕の声が静寂を切り裂く
誰のために僕はいま歌う それすらわからず
独り空へ口ずさんだ歌は 星屑に堕ち
何処にも届かない
枯れた桜の木 触れる心冷たく
過去は永遠に生き 刹那錆びる未来へ
微睡み(まどろみ)の蜃気楼
朝霞(あさがすみ) 忘却が手招いてくる
思うがまま解き放った音は チグハグ曖昧
独り空へ口ずさんだ歌は 暁に溶け
光が見えた
花蕾綻んで(はなつぼみほころんで)
一雫(ひとしずく)残響する虹の跡
僕の世界ただひとり僕のためだけに歌おう
独り空へ口ずさんだ歌は 太陽を超え
それでいいよね
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