この街にもまた春を 強い風が連れてくる
きっとその勢いで歩きだせるから一緒にいよう

花咲き乱れる公園 散歩して話そうよ
「待ち人は今、遠くにいて、横顔がきれいなひと」
桜の花びら 散ってゆくのが悲しいなら
最後のひとつまでも 私とともに眺めていよう

塗ったような青くて低い空には 黄色い花が似合う
暑さに煽られて 夕立のような恋をして
雨の中立ちすくむあなたに 傘を差しだすから

木の葉の色が少しずつ赤や黄色にかわると
なんとなく感傷に浸り 色づく街 あなたを想う

季節はめぐりめぐって あのころも今は昔
忘れないでね 私はここにいる いつでも

北風が吹くと君は 熱いココア飲みながら
今年もマフラーを編んで、と無邪気に笑っていた

帰らない主(ひと)を待ち続ける子猫のとなり
私はここに留まり 風に吹かれて生きていくよ

帰らない主(ひと)を待ち続ける子猫のとなり
私はここに留まり 風に吹かれて生きていくよ

風に吹かれて生きていくよ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

季節はめぐり、私はここに

友人の曲に詞をつけたものです。
参考にしていただければと思います。

閲覧数:283

投稿日:2009/06/23 03:15:26

文字数:425文字

カテゴリ:歌詞

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