何も知らぬ愚かな人形がある時生み出された。
多くのモノを生み出すために生き続けたいと願う彼の者に
神という名の偽善者は何を与えようというのか。
自己のために犠牲になったモノ達は
もう二度と戻らないと知らないフリをし続ける人形の来た道に
無数の骸が冷たく横たわる。
自己犠牲というコトバさえも何も知らぬ人形というモノは誰かに
とても似ていて気付いた時周りにはその姿の人間達で埋め尽くされていた。
この物語が現実になる日はもうそう遠くはないと
何もかもを忘れ去ろうと足掻き続ける年長者達
そんな人形の世界が長く続くわけがない。
やがて何も分からずに仲間を切り捨てるのだろう。
そして誰もがいなくなってこの世界は消えて忘れ去られる・・・。
時が流れ人形は増えていく。
そしていつか自分のその内の一人になる日はもうそう遠くはないから何かしたいと思い
それでも何も出来ない無力な人形になりかけの人間がここにいる。
何もかもが何も感じずに何にも関心を持たないような人形になり果てていいのか

それは・・・

あなたが決めるべきこと。

誰にも先のことなんて分からないから
今を信じて生きていくことが人形という名の人間に出来ること。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

Doll&Human

“人形という名の人間は人間という名の人形になり果てる”というテーマ。
当時公開していたサイトの2作目の詩。

閲覧数:58

投稿日:2012/02/11 04:59:34

文字数:509文字

カテゴリ:その他

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