(1番)
A
偽り続きの 正義振りかざし
あてつけだらけの 逸話は作られ
笑えてくるもの 私の人生
偶像崇拝 偽物の聖女

B
戦い続きの 国は疲れ果て
勝つ事 賭け事 神像制作
探して 「器(うつわ)」を 辿ってきた先
何にも持たない 空っぽの私

B`
幼いその子は 戦いの術(すべ)を
注ぎ込まれたの 訳も分からずに
素質は充分 反抗もしない
嘘の元になる 素材を揃えて 

C
人はいつも安定を求め…

D
少女は生贄…

S
勝鬨(かちどき)は まだ鳴らない
終わらない 戦火は燃え
悲劇を 増やして 心さえ 殺して
面影に 涙ですら
流れない 嘘みたいに
張り付け 笑顔は いくつでも 出るのに

E
刃を 右手に 希望を 背中に
抱える 重みに 私は 痛むの


(2番)
A
負け続けるだけ 神も何もない
奉(まつ)りあげたもの 聖女は戦犯
偶像崇拝 もはやこれまでと
王は嘆くけど 当たり前の事

B
魔女扱いされ 聖女は地に堕ち
民は躊躇いを 一つも持たずに
疲れた顔だけ 全て並べては
罰の方法を 考え続けて

B`
戦は少女を さらに壊してた
そして気付いたの 空虚な心は
自分は戦で 全てを失い
同じ事をして 痛み拡げてた

C
やはり人は安定を求め…

D
少女は罪人

S
終わりなど 呆気(あっけ)なくて
私など 価値を無くし
絶望だらけの 処刑台望まれ
何の為 嘘を纏って
罪も無い 人を手にかけ
聖女演じて 最期は咎人(とがびと)


(ラスト)
S
終わりなど 呆気なくて
私など 価値を無くし
絶望だらけの 処刑台望まれ
面影に 涙ですら
流れない 嘘みたいに
張り付け 笑顔は 火の中に 消えてく


走馬灯 剥がれ落ちて
揺らめくの その全てが
呪いを紡ごう 「この世界、滅べ」と
過ちを 繰り返せと
嗤(わら)いつつ 呟くのよ
神様いるなら これだけは叶えて…


偽り続けた 聖女の解放
苦しみ 悲しみ 何(なん)にも無くなる…

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

聖女異譚

歌詞を一部追加したので、投稿し直しました。
追加部分は「B`」の部分です。

閲覧数:106

投稿日:2015/08/12 10:18:40

文字数:840文字

カテゴリ:歌詞

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