折衷案 歌詞

新品の消しゴムを
僕は生まれてずっと抱えてる
有り体な生き様を見ると
アタマがくらくらしてくるんです
おかしいなぁ
誰かのせいにしていたはずが間違って
予定が全部狂った
奇想天外だけど楽しくはないな

「質問があるんなら
どうぞ気軽にね」って伝えてる
神経の絡繰りが分かりさえすりゃ
こんな苦労しないのにな
おかしいなぁ
僕の未来予想図の座標はズレちゃって
無象の列に倣った
コモンセンス携えて生きていくんだ

現を遍く忌憚と
愛想笑いの人間関係を
それっぽい大人に慣れるよう
誰もが甘受してる!
どうせ全部忘れて虚ろになるのに

手に掬った愛憎なんか
擦(なぞ)り描いても消えちゃうんだろ
焼却炉迄やっとあと一歩
「伸るか反るかの人生ゲームね。」
糾弾しても糾弾しても
舞い散る埃が払えない!
折衷案に化けてしまうから

路地裏の隙間から
僕と君との差異を歌ってる
ビル風が言霊を運ぶ
よろしくついでに言っちゃくんないか
おかしいなぁ
予定調和を重ねて生きた成れの果て
数奇な末路辿った
所詮空想だけど切り離せないな

明日までの辛抱を
あと何度指折って克己すれば
焦れったい心が晴れるのか
ずっと停滞していく

何時まで 墓場まで って
留めておける自信も何もないや

ごめんね。

手に掬った愛憎なんか
擦(なぞ)り描いても消えちゃうんだろ
溶鉱炉まで落ちていく音像
「急転直下黄色信号ね。」
暗転しても溶暗しても
頁(ページ)は左に移らない!
折衷案に絆される前に
一生わがまま通したいじゃんか

放っといてくれよ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

折衷案 歌詞

タイトル名そのまんまグレープ

閲覧数:64

投稿日:2023/07/16 23:52:02

文字数:669文字

カテゴリ:歌詞

クリップボードにコピーしました