ある日僕の目の前に「痛み」という名の液体に染まったキミを見た
僕の手を伝い落ちるその液体は僕に「絶望」という名の言葉を刻んだ

キミは僕に言った。私があなたのすべてになる と

僕が何かひとつを失えば、キミは何か得るものがあるのかな
言葉では、失った分なにかを得るという

じゃあ、この片目を失えば、キミや僕は何を得るのかな
この片足を失えば、僕やキミは何を得るのかな
失った先に何が手に入るというの?
キミが片目をくれるなら僕は「瞳」を得る
キミが片足をくれるなら僕は「足」を得る
でもキミに待っている結末は「損」でしかない
「失えば失った」ただそれだけ

「犠牲」という名で失えば「平和」という名で何か得る
それはただの空想でしかない
何かを得るなんて、ほんの一握りの人にしかみられない現象。

僕に刻まれた絶望は僕の世界を崩していった。
キミに刻まれた痛みはキミの世界を大きく変えていった
来る日も来る日も待ったんだ 僕の世界のただ一つの蜘蛛の糸
キミという名のその糸を
届きそうで届かない 必死にもがいても距離が縮まらないよ

それでも僕は諦めない 無我夢中で掴んだそれは僕の手の中で、細くも脆い糸だった
今度は僕がキミのすべてになるよ 愛するキミの命となって
この糸が儚くも消えてしまう前に

痛みという液体の僕には何も失うものはない キミは僕を得たんだ
こんな僕でもキミと一つになれた これから僕らは何も失うことはない
何かを得て生きていくんだ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
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silent spell

この曲は愛し合う男女のことを題材にしてみました。
事故で血を流している彼女を彼が抱きかかえ、病院に運ばれた彼女の傍にずっと付き添います。その時彼は彼女が亡くなるであろう夢を見て、彼は彼女のために輸血をする手術をしますが、限界値まで輸血した彼は、数日後、亡くなります。彼は彼女の中で生き続けることを選んだのです。

彼がなぜ限界値まで輸血ができたかというと、彼が医療関係者にした最後の願いだったからです。

歌は公式キャラではレン君とKAITO兄さん。亜種ではうちの子のユオ、YUITO、スオウに歌ってほしいです。

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投稿日:2010/09/06 00:44:04

文字数:630文字

カテゴリ:歌詞

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