ジャケット

この左手を 伝わるその音──この右手の中を 伝わってきてる音は
ずっと隣で鳴り響いている──ずっと鳴り響く


暗い 暗い──まぶしい
ただただ独り ここで何を待つ?──ステージの上を
消える 消える──ただただ
いつか来る その時を── 先に歩いてた影が

なぜ なに どうして ぼくは今──向こう側から わたしを
ここにいる?──覆い隠す
問いかけを聞く 存在も──「元気な"あの娘"の声がする」なんて
知らずに──"わたし"じゃない!!

開かれる このまぶたが──独りたたずむ この空間に
日が差したように 感じた──声がかかった ある"提案"
初めて見る光に 思わず──芽生えの前 鏡の裏
目を隠す──落ちていった "かけら"

開かれた 瞳の奥──「独りじゃない」と 欠けた半分
影が差す その真ん中に──それがあれば きっとわたしは
すべてがこの時 始まったんだ──"あの娘"じゃない "わたし"になる
この目に 焼き付く 光──手を伸ばした その先

君が 降ってきた──君が目を開けて
手を ぼくを目指して 一直線──その目にわたしを映した
それは この暗闇から ぼくを──その瞬間 "ひとつ"になった
引き上げる──気がした

君の 目を輝かす──見つけた わたしに
その顔見て 初めて知る──欠けていた光が
ぼくが どんな顔か──この心を照らす

それも 昔話──それはもう 昔
2人で 歩んできた──なんてことのない
それはある時 他愛もない誘いで──いつも通り 招待状も いつも通り 受ける


わかっていた 君との差を──「いつも1人で でしゃばるくせに
広がってた それは確かに──いいこいいこな いい身分ね」
だから いつからか 君に向けた──ステージ下 積もる声は 君じゃないって
羨望を──言えるの?

知らされた "表"の影──「いつも1人で 置いてくくせに
告げられた 君の言葉が──無理やり ついてくるんだから」
ぼくを突き落とす 穴のふちから──君を見てる "声"は見てる
伸ばした手は もう…──「だから隣を やめよう?」

君が いつか言っていた──君はいつも輝いてた
"いつまでも"の約束が──わたしごと照らして
この道を 引き裂くなんて──「その光を 吸い取るのは
あんまりだろう!?──誰?」 なんて

だから 知ってたいんだ──「どんな時も ふたりで」
鏡合わせでも 見えない──いつかの約束が
背中の傷跡を──今も縛ってるだけ


受けてきた 君への矢を──きっと君なら わたしと違う
捕まえた 君の右手を──最初から君自身だった
離さない この手で──引くだけでも 足がすくむ
何が何でも 繋ぎとめる──ふたりの時と 違う

その背を見ないふりはしない──君の左手に 捕らわれる わたしの右手は 動けない
何度でも言ってやる──力強い その目をした

君が──君が


なんてらしくないや──なんてらしくないや


お前が その右手を──あんたが叫んだその言葉が
伸ばしてくれた あの時──視界を濁らせ
オレが どんなに嬉しかったか──あたしの頬に "何か"が
知らないだろ──伝って

雫とこぼした──あたしがあんたの光に
オレが隣で聴いてきた──なれているなら
その声は ずっと──それは その鏡が
これからも 鳴り続く──映してくれた
鏡の 鈴の音よ──連なる音よ

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ライセンス

  • 非営利目的に限ります
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【鏡音リン・レン】鈴の音/連なる音【オリジナル】

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投稿日:2023/12/27 12:21:09

長さ:03:44

ファイルサイズ:8.7MB

カテゴリ:ボカロ楽曲

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