【初音ミク】クリスマスソングは歌えない【オリジナル曲】

Motsu

クリスマス・ソングは歌えない

冬の街日が暮れてどのくらいたつだろう
僕は一人で賑やかな通りに佇む
楽しそうな恋人たち肩よせあう姿が
明かり消えたショーウインドウのガラス映っている
「ごめん急に行けなくなった」
君宛てにかけた電話
言葉なく切られた通話
もうかからない
ああ見上げれば星降る夜空
街中を流れてる
メリークリスマスソング

街路樹のイルミネーション昼間のような通り
目の前を人波が川のように動いてる
着飾っている女の子が笑いさざめく
世界中が騒いでる日取り残された
君と行くつもりだった
ディナーはもう時間切れ
ラブソングのような奇跡
星に願っても
サンタクロースはやっては来ない
酔っ払いが歌ってる
メリークリスマスソング

急病になった誰か
変えられたバイトのシフト
要領が悪い僕だから
いつも断れない

冷え込みがきびしくなり人通りも減った
君はまだ怒っているかなため息ばかり
閉まる店も増えてきたしもう日付も変わる
君にもう会えないのかいつ帰れるのだろう
かじかむ手白い吐息
コンビニのバーゲンセール
店の前声をからし
無理に笑う
机の上は山積みのケーキ
僕にはもう歌えない
メリークリスマスソング