ROLE PLAYING LIFE (Off Vocal)

整えられた舞台　運命という名の台本
筋書きは理路整然　タイトルは「人生」
拒否権などなく　選ばれた「出演者」
役者は出揃った　いざ開演だ

役割のまま生まれ　役割のまま過ごし
役割のまま生きて　役割のまま死ぬ

作られた意思　偽りの自由　知らず知らずに　役を演じる

この瞬間（いつ？）この場所に（どこで？
私が（誰が？）生きていた（どうした？）
この瞬間（いつ？）この場所に（どこで？
私が（誰が？）何をした？

この広い「世界」という舞台で
決められたシナリオに沿って
仮面を被って踊る道化

どうしてここにいる？　どうして私なの？
急に浮かんだ疑問　答えは返ってこない

我が物顔で居座る違和感　塗りつぶされる唯一の個性

この瞬間（なんで今？）この場所に（どうしてここに？）
私が（なぜ自分？）生きていた（なんのため？）
この瞬間（なんで今？）この場所に（どうしてここに？）
私が（なぜ自分？）いるのかな？

「自分」がある少女は
虚飾にまみれた「世界」で
孤独に沈み無様にもがく

この瞬間（わからない）この場所に（わからない）
私が（わからない）生きていた（知りたくない）
そうだよね（そりゃそうだ）理由なんて（意味なんて）
あろうが（なかろうが）同じこと

「何の疑問もなく　みんなが幸せそうなら
　もういいや　なんだか眠い・・・」

少女は「自分」を失い
受け取った台本通りに
自ら舞台に幕を下ろす