【VY2V3】Ｋ→Ｓ→Ｔ→Ａ→【オリジナル】

零の鎖～星華編～最終話です。

星の華から水の咲く場所へ
忍び込んだ　少年Ｋと少年Ｔ

夕陽の中　佇む少女Ｓと少女Ａ
鐘の音が始まりを告げる

恋に落ちた少年二人と少女二人　誰一人として気が付かない
永遠（とわ）に交わらない想いが　呼び寄せる苦しみ
片道しかないＫ→Ｓ→Ｔ→Ａ→　抜け出せないメビウスの中に
囚われて落ち続けていく　物語の序章

雨降るある日　
「少女Ｓと遠出」
風邪で寝込んだ
少年Ｋが告げる

待ち合わせ場所に走る偽者
＜精神＞剥がし入れ換えた＜肉体＞

恋に落ちた盲目少年Ｋ「譲りたくない少女Ｓの隣」
嘘を吐いたその代償に　呼び寄せた現実
片道しかないＫ→Ｓ→Ｔ→Ａ→　抜け出せないメビウスの中で
たった一人だけ気が付いた　物語の絶望

嘘に嘘 重ねた少年二人
鐘の音が終幕を告げる

恋に落ちた少年Ｋと少年Ｔ　少女二人が好きな偽者はない
嘘を続けたその代償　最後の待ち合わせ
片道しかないＫ→Ｓ→Ｔ→Ａ→　抜け出せないメビウスの中で
「短い幸せをあげよう」　物語の終焉

別れ際に告げる真実　「少女Ａにも、もう＜視えてる＞だろう？」
種明かして立ち去る少年Ｋ（林檎）「さよなら・・・"想い人"」