この言葉が聞こえるかい？　
応答せよ　眠る世界
僕の影は白い夜に
ゆらゆら　燻る

退屈に冒された街で　誰も彼も夢遊の亡霊
カラフルに盛り付けられた時間を食べて
脳を溶かしている

この歌は自証　叫ぶ存在
この歌は軛　僕を縛る
モノクロの海へ　沈むその前に
何を遺せるのか

踊れ　絶望的なセンスで
信じぬけ　四畳半の王国を
燃え尽きない創造は　レガシー
安牌など要らないわ　造花の蕾に水を遣る日々だ
惨憺たる僕の才に色を　くれよ　くれよ

土塊を昇華するイデア
沁みっ垂れた　茶番の味はどうだ？
泣いて喚いて狂人ぶれども　どうせ平熱だ

二進数に染まるリアル
羊は蝶の夢を見るのか
こんな歌じゃ何の意味も無いと知ってても
描くよ　
ラ　ル　ラ

この言葉が滅びても　この身体が錆びても
遺る輝きが　そうだ
命の証明 -QED.-

この歌は道化　傷をください
この歌は化粧　僕を飾る
モノクロの海が　肺を充たすから
吐き出すようにさあ、

歌え　安心感はもう死んだ
夢の重圧に潰れてしまえよ
原風景象った　レガシー
勝算なんて皆無だ　理論なんて凡人の領域だ
惨憺たる僕の才　讃えよう

出任せの韻を踏んで　出鱈目なステップで
初期衝動に揺られ
Down and Up, Down and Up
芳しき花見上げ　散り際を見失って
倒れるまで足掻いて
Live it Up！ Live it Up！

出任せの韻を踏んで　出鱈目なステップで
初期衝動に揺られ
Down and Up, Down and Up
芳しき花見上げ　散り際を見失って
倒れてしまうのも
悪くないかもな

レガシー