淡き空に今 雲がたなびきて
仰げば新たなる春 始まれり

雪 冬 降り紛へ 春にそ溶くるらむ
風は和らぎつつ 鮮やかに花咲く

憂き世の続きけれ 海は今日も青く
東に向かへる 船に乗りて行きし

旅の窓の外 見ゆる青き空
天翔ける鳥がごと 
翼抱へて 飛ばまほし
水の満つる世へ 
地の涯 遥か遠く覚えけり

春日(はるひ)の風吹けば 花こそ咲くべけれ
雪溶けれど心 何ぞのどけからぬ

誰も彼(か)も来し方を 悔ゆる世の常なれ
良き昔の(こと)言は 全くいたづらなり

いつか 来たる日々 胸が内なれる
想ひを白(まを)さまほし
え忘られざる夏の恋
胸(むな)が一隅(ひとすみ)に
隠して抱へながら 歩き初む

ゆく河の流れは つねに絶えざれども
いつかは元の水 巡りまた流るる

今日も明くる日も雪は降るらむと
思ひて外を仰げば雪は溶けつつ 
春けしき 梅の花咲けり
新たに旅を続けむ この旅を

かつて見し空は 今し遠く去ね
道の果つることなく 前に続かば
我(われ)歌ふ 行く末守りて
我が声 届く限り 遠くまで

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

春の花がまた咲いた【古文】

文法がおかしいところがあれば教えてください

閲覧数:135

投稿日:2023/01/16 16:12:20

文字数:460文字

カテゴリ:歌詞

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