雨の中佇んでた
何も見えないで 何も聞こえないで
差し出される傘はなく
ひんやりと冷たくなっていく身体と心
持ち上がった手の先に 君を見つけて
伝わる体温と君の笑顔が
失ったはずのぬくもりを思い出させたんだ
どうしてだい君だってずぶぬれなのに
傘を持たない僕ら
それでも君が僕のぬくもりで
引かれる手はあたたかくて
こんな混沌のまんなか
傷つけるやつと 見えないふりのやつ
そんな世界だったんだ
誰だって自分を守るので精一杯で
弱くちゃ生きていけないなんて 誰かのセリフ
納得してたんだ君に出会うまで
壊した殻はもう戻らない 君の隣で一緒に
また君は走っていってしまうんだ
それも誰かのためかい?
だったら君は僕がまもるから
引かれそして引く手は…
涙も苦しみも全部消し去るから
笑っていて僕の太陽 雨粒もはらってみせる
何だってするさ 誰にだって奪わせやしない
どんな世界でも関係ない 君みたいになりたいと思ったんだ
いつだって君は真っ直ぐで
全てが誰かのためでさ
まもりたいもの全てをまもろうか
力になるよ まもってみせるさ
冷たい雨の中 あたたかい太陽
君が笑っていてくれるのなら
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ピノキオPの『恋するミュータント』を聞いて僕が思った事を、物語にしてみました。
同じくピノキオPの『 oz 』、『恋するミュータント』、そして童話『オズの魔法使い』との三つ巴ミックスです。
あろうことか前・後篇あわせて12ページもあるので、どうぞお時間のある時に読んで頂ければ幸いです。
素晴らしき作...オズと恋するミュータント(前篇)
時給310円
6.
出来損ない。落ちこぼれ。無能。
無遠慮に向けられる失望の目。遠くから聞こえてくる嘲笑。それらに対して何の抵抗もできない自分自身の無力感。
小さい頃の思い出は、真っ暗で冷たいばかりだ。
大道芸人や手品師たちが集まる街の広場で、私は毎日歌っていた。
だけど、誰も私の歌なんて聞いてくれなかった。
「...オズと恋するミュータント(後篇)
時給310円
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