わたしのまち 山なりゆれて 野焼きにかすむ 
だれかの悩みも 置き去りにして 風は吹いてく


赤い車は 晴れた日に てばなして
帰るあぜ道 ちいさな葦毛(あしげ) キュルリと啼いた


あの部屋に 飾る花 手折る手をとめて
色あせた かざみどり 示す雲の先は

不安だけ つのらせた日々の 夢の間に
咲きいそいだ ヒナギクの花が ゆれた


伸びすぎた髪も 気にかけられずに
このまま 消えてしまいそうで 

てのひらの らくだ 目をさますまでは
ふたつの足が わたしのすべて


だれかが 置いていった無線機 火をいれて
星座のあいだ ひびかせる フォルクローレ 

遠い砂漠で パンを焼く煙 あがるころ 
また世界が おわる音が きこえた


えんぴつの色が 薄められてく
過ぎる 時の速さが 痛くて

てのひらの らくだ 歩き出すまでは
わたしの足あと 消さないで

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

てのひらにらくだ日和

( Tenohira ni Rakuda Biyori )

Music & Words : か研 (Kasei Lab / 火星实验室)
 か研(Kasei Lab): https://hml.ninja-web.net/
 Youtube : https://www.youtube.com/channel/UCQ9Ea2yY9NWu-056Yix5CGw
 niconico :  https://www.nicovideo.jp/series/57353
 bilibili :  https://space.bilibili.com/439945850

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投稿日:2021/03/21 22:27:42

文字数:386文字

カテゴリ:歌詞

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