『さくらうた』

A1
 桜の花びら 舞い散る公園
 アナタは 優しく微笑んでいました
 桜の花びら 落ちる前に掴み
 アナタは 無邪気に喜んでいました

B1
 出逢いと別れの季節に
 アナタは何を想って居ましたか?
 出逢いが別れを呼ぶのに
 アナタはそれを恐れないのですか?

S
 サクラ サクラ 舞い落ちる
 アナタの居た あの場所に
 もう二度と 触れることすら
 叶わないと云うのに

 サクラ サクラ 花吹雪
 その桃色の 切なさよ
 あの時 アナタが掴んだ花びらは
 今も尚 時を止めています

A2
 二人の道を 隔てた駅舎
 アナタは 悲しく微笑んでいました
 桜の花びら 私に差し出し
 アナタは 照れ臭そうに笑いました

B1
 出逢いと別れの季節に
 渡された たった一枚の栞
 別れが出逢いを呼ぶこと
 私はそれを信じて良いのですか?

S
 サクラ サクラ 舞い落ちる
 私の居た あの場所に
 この気持ち 花びらのように
 落ちて積もり続ける

 サクラ サクラ 花吹雪
 この恋心 儚さよ
 あの時 アナタが掴んだ花びらは
 今も尚 時を止めています

C
 手元に届いた 一枚の手紙
 アナタの文字が 滲んだ手紙
 桜舞う あの公園で
 胸に掻き抱いて…………

S
 サクラ サクラ 舞い落ちる
 アナタの居た あの場所に
 もう二度と 触れることすら
 叶わないと云うのに

 サクラ サクラ 花吹雪
 その桃色の 切なさよ
 あの時 アナタが掴んだ花びらは
 今も尚 時を止めています

 今も尚 慕い続けています

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

さくらうた

 散っていく葉桜、終わりに近い桜の花を見ながら思い付いた詞です。
 樹齢の長い桜だったら、私達の祖父母の代も、私達くらいの時に、同じ桜を見ていたのかもしれません。
 例えそれが、悲恋の結末を迎えていたとしても、時代は流れているんだよなぁ。
 とか、半泣きになりながら思っていたところでした。

 この詩も曲募集しております。
 イメージは大正あたり? 戦争中の時代だと沸きやすいかもしれません。

 曲調はゆったりとピアノとかも、良いかもですね。(お任せいたします)
 『私』と『アナタ』しか人称を使っていないので、ボカロ性別はどちらでも使えると思います。
 宜しければお願い致します。

閲覧数:114

投稿日:2014/04/24 23:02:29

文字数:679文字

カテゴリ:歌詞

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