A
手繰りよせてみた
無機質なシーツの皺
埋(うず)もれていたい
丁寧に消された跡
何ひとつさえも残さないで
最初からまるでいなかったみたいね
私だけが知ってる
溶けるような熱の花咲く幻に
ah また浮かされて
B
絶唱塞いだ夜の蓋
ひっそりと閉じさせて
S
罪悪感ならば
ふたりで背負おう
新月深く
赦してなんて
言わない だから…
A
がらんどうの部屋
散らばった声の欠片
白昼夢にいた
永遠の愛の骸
真綿の鎖はほの甘く
責めたてるように私を縛るのね
途切れたのはぬくもり
崩れ落ちたら綺麗
一夜のしがらみ
切なく疼いたの
B
裂傷隠した天邪鬼
欲したら泣き崩れ
S
理屈並べたてて
ふたりで壊そう
新月堕ちる
本能のまま
貪る零時
——ひらがな——
A
たぐりよせてみた
むきしつなしいつのしわ
うずもれていたい
ていねいにけされたあと
なにひとつさえものこさないで
さいしょからまるでいなかったみたいね
わたしだけがしってる
とけるようなねつのはなさくまぼろしに
ああまたうかされて
B
ぜ(っ)しょおふさいだよるのふた
ひ(っ)そりととじさせて
S
ざいあくかんならば
ふたりでせおお(ー)
しんげつふかく
ゆるしてなんて
いわないだから
A
がらんどおのへや
ちらばったこえのかけら
はくちゅうむにいた
えいえんのあいのむくろ
まわたのくさりわほのあまく
せめたてるよおにわたしをしばるのね
とぎれたのわぬくもり
くずれおちたらきれい
いちやのしがらみ
せつなくうずいたの
B
れ(っ)しょおかくしたあまのじゃく
ほ(っ)したらなきくずれ
S
りくつならべたてて
ふたりでこわそ(ー)
しんげつおちる
ほんのおのまま
むさぼるれいじ
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