彷徨いながらも 希望の星を見失うこと無かれ


デトネーション Detonation 爆轟（ばくごう）とは
世間一般的には レシプロエンジン Reciprocating engine
(日本ではピストンエンジン Piston engine の言い方が有名 ？) の
ノッキング Knocking と肩を並べる程、デメリット マイナスの現象として
如何にしてデトネーションがなるべく起きない様にするかと言う研究、開発が
進められて来た模様で御座いまする。

例外として、グロープラグエンジンが動力源の RCカーや、 RCプレーン、Uコンプレーン
RCヘリコプター等ほんの僅かな分野だけは、メリット プラスの恩恵を受けることが出来た
模様で御座いまする。

1950年代に、デトネーションの現象を、レシプロエンジン以外に パルスデトネーションエンジン
PDE の基礎研究等が進められていた時期があった模様ですけれど、デトネーション効果が
一般的に認識されていなかかったため研究、開発が停滞気味だった模様で御座いまするか。

その後デトネーション効果の実験等に必用な、研究技法等の開発、改良及び進歩とコンピューター
の目覚しい発達、進化と相まって、21世紀に突入すると再び息を取り戻したかの様に PDEの
基礎研究が活発化されて来た様子で御座いまする。

日本では例えば、JAXA 宇宙航空研究開発機構、国立大学法人 筑波大学、大学院システム情報工学研究科
IHI 石川島播磨重工業のマルチコラボレーションで、宇宙航行可能なロケットエンジン及び
超音速旅客機にも利用可能と言われている、PDEガスタービンエンジンを IHI と
筑波大、大学院システム情報工学研究科がコラボして研究、開発を進行中とのことで御座いまする。

尚海外では例えば、USAの NASA アメリカ航空宇宙局が、時速マッハ 5を想定した超音速旅客機用に
今現在主流のターボジェットエンジンより、高効率化を計りながら PDEの研究、開発を進行中と
言われているそうで御座いまする。

ロケット ＆ガスタービン用 PDEが何時頃実用化されるかは、まだ分からない模様ですけれど
10年から 15年位である程度めどが付きそうな感じもしている今日この頃で御座いまする。

過去から現在にかけて人類や自然等にとって有害、邪魔な存在のものでも、今現在から研究、実験、開発等することで
ほんの小さなことでも、人類や自然等に有益、必用なるものになることが、他にもあるのかも知れませぬ。

未来を 「予測」 することは面白いことだとは思いまするけれど、皆様方は如何で御座いまするの ？