僕の頭に接続された
新しいスキルを作り出す
プログラムを送り込むプラグ
自分で選んで繋いだのに
世間体を気にするあまりに
あいつはそれを許さなかった
頭からプラグを引き抜いて
都合のいい分身にさせる
押さえつけられてる感覚
窮屈すぎて
別のプログラムを探しスキルへと繋ぐ
だけどまた阻まれてしまったらどうする?
押し付けられた姿
それは理想と相容れない
それは自分の決めた生き方
それを巡る現実との戦い
*
新しいスキルを身につけた
だけどそれを活かす場所はない
そのスキルを活かす文化は
滅ぼされてた
それが生み出すのは反抗的な感情
憎しみと絶望が破壊へ駆り立てる
この世界にあるのは
選択肢を失った道
笑顔も消えて機械のように
決められた生き方だけ強いられる
* *
僕は気づいたんだ、此処には
「服従か死か」
それがこの世界にある唯一の選択肢
残酷なこの世界、何を求めるのか?
一本道なルール
学ぶプログラムも少ない
それを悲観し泣き叫んでる
僕らの負のエナジーが集められる
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Cruel Reality
初音ミクの生誕の日、その5周年から毎年ミク生誕曲を制作し投稿してきた。
そして、そのミク生誕の日にあたる8月31日は「夏を総括する日」であることも意味していた。
だから、ミク生誕の作品はハッピーサマーな作品が大抵だった。
11周年の今作は、そんなハッピーサマー路線から一転して、絶望と狂気に落ちた作品になった。
「残酷な現実」、それはもはや生きる世界を違えることでしか逃れることはできない狂気の世界。
普通に続いた平穏が一瞬の理不尽で砕かれた時の絶望感、意思を持つはずなのにその意思の行使すらままならなくなっていく世界、突然脱出不可能な地獄に投げ込まれた時の理不尽さなど、ミクが狂気のあまりに絶望に翻弄されながら笑い、絶叫する。
コーラスは、GUMIと正岡小豆。
今年は、音源をミク誕の日より早く公開する。
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