優しくなれ、と人は謂う

他人(ひと)を認められる者になれ、と

優しさを心に誓った少年は
どんな人生(みち)を歩んだだろう

他人を認める
世界を愛する

出来得る限り どこまでも
可能な限り 際限なく

自らを「殺して」人を認め
自らを「捨てて」世界を愛した

大切な何かを失い始めて
心に歪みが生まれ始める

それでも少年は気にせず歩み続けた

己を否定してまでも

「優しさ」の「正しさ」を信じ抜く

他人を認める度
己の存在は希薄になり
世界を愛する程
己の自由を奪われてゆく

心は歪み
心は軋み
心は崩れ

終にはカタチを失った

気付いたときに
残っていたものは

ただ己を否定し続ける
孤独の中の
「独り」の青年

それでも、
優しくなれ、と 謂えますか?

そして、
「優しさ」とは何ですか?

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

イ憂

「ニンベンに憂うと書いて優しい」
と言うことで優しさを憂いてみました。

もはや歌詞ではなくただの自己満足の「詩」ですが気に
しないで下さい(苦笑)

歌にするのは難しいと思いますが、一応「曲募集中」
曲がつかなくても、これを見た人が色々と考えてくれれば、それはそれで私は満足です。

閲覧数:82

投稿日:2008/04/28 02:28:50

文字数:356文字

カテゴリ:その他

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