夏が終わる音を待つ
最終列車が光を描いた
醒めない夢に憧れていた
周波数の羅列を泳いでいる

空と繋がる夜を待つ
跨線橋の屋根によじ登った
醒めていく夢に溺れそうだ
から 僕も混ざりたかった

貴方には見えないよな
鮮やかな青の裏で探すから

今日もきっと生きてしまうんだ
なけなしの覚悟を捨てるように
貴方に会いたい それだけだから
伝えたい言葉を探してる
いつだって詩を考えている

返事もない星を見る
始発列車が僕を運ぶまで
醒めるなら夢に混ざったまま
でいい いっそそのほうがいい

貴方には会えないかな
憧れを捨てて大人になっちゃったんだ

今日をいつも生きてしまうから
愛想も尽きたよな これじゃあきっと
貴方になりたい それだけなのに
残したい言葉を探してる
そうやって詩を考えている

夏を嗄らすような声が
今も耳に打ち上がる
夢は醒める
文字列が泳ぐような夜に
貴方を悔やむだけ

跨線橋から飛べなかった
僕を追い抜いて最後の月が爆ぜる

明日きっといなくなったとして
なけなしの言葉を記せたとして
貴方を歌いたい それだけなのに
口ずさむ姿を探してる
詩を聴く貴方を探してる

夏が終わる 音を待つ
夏が終わる 音を待つ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

Ophiuchus

閲覧数:44

投稿日:2023/11/08 02:46:01

文字数:520文字

カテゴリ:歌詞

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