今日は曇り
旅人気取りな幼い僕は
とある国に迷いこんだ
(イントロ)
1A
僕は知っている
人間は弱く
儚い生き物だと
誰も知っている
その理由として
人間はみんな
心というガラクタ
持っているからで…
1B
僕らほどくだらない理由で
傷つけあって奪い合ったり
悲しみ、妬んで、憎んだりと
我ながらどうも馬鹿馬鹿しく
「人の不幸はなんとやら…」
1サビ
口だけの偉い人が
無茶ぶりを提起したら
頭だけの科学者が
我こそはと手をあげる
せめて心にたまった
ゴミをどこか捨てようと
2A
しばらくしてから
再度訪れた
特に変わったことは
ないみたいだけど
そういえば国の
ちょうど真ん中に
大きい像がひとつ
立っていたような…
2B
どうやらその美しい像は
実は複雑な機械でいて
人々の負の感情全部
受け止めてくれる女神様さ
「なんて堂々というけど…」
2サビ
心を持たないモノに
心を押し付ける者
いらない物捨てちゃえば
みんな幸せになれる
そうまでしないと人は
笑顔になれないらしい
3C
ある日突然裏切り者が
人が作った人ならぬモノに
心そのものを与えたのだ
悲しみ、妬み、怒り、憎み
それらしか知らない人形は
更に「喜び」を知った時には
知らない心の大きさは
3サビ
初めて喜びを知る
それはいつしか増えすぎた
負の感情と混ざって
愉悦に歪んでしまう
人々がしてたように
人間がしてた愚行
これは僕が見てきた
とある国のお話し
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