色づく雨の 粒の音は
皆が忘れた 少女の姿
夜風が冷えた なびく髪から
露になった 白い誘惑

ささやく声が 耳馴染むと
小さな牙で 噛まれるのが
あまりに 心地が良いなんて
知った鼓動が 全身に届いたとき


跳ねた あんなに痛くても
痒くて離れられない 媚薬のせい
心 溶けるまで 果てるまで
熱い血が 枯れるまで
吸い尽くされてみたい


ぼやけた朝の 鳥の声は
終わりを忘れた 処女航海
帳の奥 交わる汗から
溢れて響く 高い波音

伸びやかな声が 合わさると
小さな口で 吸われるのが
こんなに 忘れがたいなんて
知った心が 全身を包んだとき


飛んだ こんなに辛くても
甘くて離れられない この人生
蜜が 尽きるまで 枯れるまで
この魂 果てるまで
吸い続けられていたい

そしてまた いった

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  • 非営利目的に限ります

吸血鬼の媚薬 歌詞

「吸血鬼の媚薬」の歌詞です。

閲覧数:41

投稿日:2021/06/02 13:36:49

文字数:353文字

カテゴリ:歌詞

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