【箱庭】

ぬるい風に包まれて ゆらり揺れる木々たちは
私を手招いて何処へと連れ行くのだろう 

きっとそれは冷めない夢の中 甘い紅色香り漂う
そっと想い届ける為流れ 心の隅を満たしていった

現世(うつしよ)を藍に染めて 逢い求めて
底に沈んでいった私の体(てい)
糸垂らし身を委ねて何時までも止まぬ海鳴り
私を誘う箱庭へと…

幽かな思いを頼りに 握り締めた砂の粒
私を埋め尽くし何時までも全てを隠して

きっとそれは癒えない過去の傷 淡い空色じわり赤く
叶いはしない願いを抱きながら 心を閉ざす私は一人

現世(うつしよ)を藍に染めて 逢い求めて
底に沈んでいった私の体(てい)
糸垂らし身を委ねて何時までも止まぬ海鳴り
私を誘う箱庭へと…

凪いだ心 包み込むような景色の中
流れ流されて
悪い夢から覚めるように 眩い光 溶けていった

現世(うつしよ)が逢い失くした 愛を染める
底に沈んでいった渡りの船を
何処からか縋る(すがる)手引き 誰求め止まぬ海鳴り
深海に眠る箱庭へと…

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箱庭

「箱庭」用の歌詞です。
・体=見せ掛け ・渡りの船=好都合

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投稿日:2022/07/31 19:11:49

文字数:445文字

カテゴリ:歌詞

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