A
街の隅に 吹き溜まる僕の手足は
粛々と 明日への準備を進めて
温くなった 浴槽の水が纏わる
この夜は どれだけ長くてもいいよ
A
くもる窓に 不安定な願い映して
その影が 帰ってゆく音が聞こえる
囁き出す 散らばった夢の粒子に
月明かり 浸りたかった詩集を閉じる
B
いつまで居たくても いつまで居たくても
春は空の底 風におぼれては
S
さよならを言い合った
流れの上 眩しい二月のこと
「悲しみを歌えない 陽だまりほど
寂しい場所はないよ」
そう歌う 歌う
C
だんだん空想が増えていく
明日さえ想い描けなかった
子供の頃を思い出している
「あした天気になあれ」で舞い上がる
夕焼け空が背中を映した
子供の頃を思い出している
B
降り頻く雨の音 降り頻く雨の音
去りゆくばかりの 夢をひとくれ
S
投げやりに吐き出して
嫌いになる言葉と 二月のこと
自分のこと どうして嫌いなのか
分かるようで言えない
話せないまま
SS(S'+SS)
さよならを言い合った
触れられない肩の二月のこと
手のひらをすり抜けた未来のこと
静かに抱き寄せながら歌う
「悲しみを歌えない 陽だまりほど
寂しい場所はないよ」
そう歌う 歌う
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