永い永い間この場所で
ひとり移ろう季節を見つめ
いつも想い出すはもう逢えぬ
父と母と居た故郷

春の優しい風
夏のお日様
秋の白いお月様
冬の星空

遠い記憶、終に浮かぶのは
母の背で聴いたあの唄の音
一つ一つ紡ぎ辿りゆく
そっとそっと導かれ

春に芽吹く緑
夏に輝き
秋に次の実を結び
冬に散りゆく

巡る季節(とき)の中で
出逢う喜び
廻(まわ)る命の流れに
還(かえ)る瞬間

愛し人と共に
眠る魂
いつか再び生まれる
ことを夢見て


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ながいながいあいだこのばしょで
ひとりうつろうきせつをみつめ
いつもおもいだすはもうあえぬ
ちちとははといたこきょう

はるのやさしいかぜ
なつのおひさま
あきのしろいおつきさま
ふゆのほしぞら

とおいきおくついにうかぶのは
ははのせできいたあのうたのね
ひとつひとつつむぎたどりゆく
そっとそっとみちびかれ

はるにめぶくみどり
なつにかがやき
あきにつぎのみをむすび
ふゆにちりゆく

めぐるときのなかで
であうよろこび
まわるいのちのながれに
かえるしゅんかん

いとしひととともに
ねむるたましい
いつかふたたびうまれる
ことをゆめみて

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

霊淵の少女

鬼井様の 【歌詞募集】霊淵の少女【初音ミク・ほか】(http://piapro.jp/t/pACy)用に作詞しました。

タイトルを指定されていましたので、そこからイメージを膨らませました。

少女=幼くして亡くなった地縛霊的な存在
子守唄=道標=鎮魂歌

あと、風とか水とか自然的なものを、ということでしたので、ずばり風水テイストを加えました。


巡る季節(とき)、廻る命

閲覧数:170

投稿日:2013/01/26 18:54:17

文字数:537文字

カテゴリ:歌詞

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