「アンレイド」


(1A)
名前のない虚像は
ユラユラ揺れて漂って
きっと見えてないんだろう
だから想いも届かないんだろう

(1B)
大人たちのエゴのゆりかごで
誰にも気付かれないまま
こんなにも膨らんでしまった

(1C)
青く白く燃えて落ちて
煙になって消えていく
すり抜けるこの指先じゃ
大事な物は掴めない

(1C')
グレーゾーンで宙吊りで
透明にもなり切れなくて
考えれば考えるほど
嗚呼 目眩が鳴り止まないよ

(1D)
ねぇ 今誰と笑っているの
今どこにいるの
もう何も分からない

(1S)
Say Yes
僕が見えると言ってよ
僕が分かると言ってよ
僕を覚えてると言って
もう一度だけ その手で触れて


(2A)
名前のない幻は
フラフラ揺れてさ迷って
きっと障れないんだろう
だから言葉も届かないんだろう

(2B)
嘘 偽りを撒き散らしてでも
一緒に歩きたいなんて
誰も信じないと誓ったのに

(2C)
中途半端な存在は
誰に知られることもなく
写真の中で色あせて
気付かれずに消えていくんだ

(2D)
ねぇ 今誰を愛しているの
誰を見ているの
もう何も知り得ない

(2S)
Say No
僕が必要と言って
僕が心配と言って
僕をまだ好きと言って
もう一度だけ その手で抱いて


(E)
自分を欺いて
紛れ込もうとして
結局疲れて
卑屈になって
最後は被害者面で泣き叫ぶ
消えもせず あてどもなく
まだ まだとここに留まって


(S)
Say Zero(ラブ)
僕と生きられないなら
僕と逝きたくないなら
僕の息の根を止めて
間違う前に その手で止めて


(S')
Say Yes
僕が観えると言ってよ
僕が判ると言ってよ
僕を憶えてると言って
もう一度だけ その手で抱いて


(S'')
Say Yes
僕が視えると言ってよ
僕が解ると言ってよ
僕を想ってると言って
もう一度だけ その手で触れて

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

「アンレイド」

タイトルはunlaid(魂が鎮まっていない)をカタカナにしただけです。
最初は「ゴースト」とか「ファントム」とかにしようと思ってたけど、もう少し間接的な単語を使いたかったので。
さてさて、私事ですが先日22歳になりました。
歳をとって一番最初の作品がこれってなんだか暗いですけども、今後ともよろしくお願い致します。

閲覧数:174

投稿日:2016/11/29 04:42:02

文字数:820文字

カテゴリ:歌詞

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