エニグマ

作詞、作曲:与命0401

僕ら未だこの黒い箱を
大事に持ってる
持ってるくせに何も
分かっていないままだ
全て手遅れになったって
気づかない人々
終末は近いのさ
全てはエニグマのみぞ知る

「近い未来、あなたは
死ぬかもしれないのに
何故あなたは
笑って生きていけるのですか」

既知の機械、無知の人間で
話し合っても
お互い見ているものが違うのだから

エニグマよ答え給え
聞こえるはピンクノイズだけ

るららるららるららるららるらら
何を喋っていいか分からん
るららるららるららるららるらら
エニグマのみぞ知る

「あなたは何故不幸に
まみれて生きているのに
生きることを諦めないのですか
未来はどうせ
不幸の連続で
耐えきれない重荷が背負わされ
あなたはことごとく
打ちのめされていく
生き続けることも何度か諦めるでしょう
それでも人々は何故生きていける?」

「人々よ答え給え
聞こえるはピンクノイズだけ」
エニグマよ答え給え
聞こえるはピンクノイズだけ

るららるららるららるららるらら
何を喋っているか分からん
るららるららるららるららるらら
エニグマのみぞ知る

「るららるららるららるららるらら
お互い謎が解けることはない
るららるららるらるらららら
人間のみぞ知る」


百機蛇行

作詞、作曲:与命0401

はじめましてから
永遠にさよならまで
見ている白昼夢の様だ
バカになる精神論を
掲げて花摘んだ

ごきげんようから
出でる札束
バターになるくらい
回ったなら
自らの行いをただ
悔やんでやまないままだ

機械仕掛けの喉震わせ
灼熱と極寒の狭間で待ってるよ

道路の真ん中で
一番マシな日々を過ごす
36.5℃
東京は平熱さ

はじめに泣くおぎゃあと
さいごに鳴らす喉のゴクンという
音まで
励まし合う青春
大砲を抱えて放つんだ

可笑しなことばかり
起こしていこうな
皆地獄に落ち針の山
人々の狂気だと
どうも足りないみたいだからな

未来に賭けよう
このままゆけ
旱魃と洪水の狭間で待ってるよ

期待しないでよ
機械になれよ
0と1の狭間でずっと待ってるよ

世界の真ん中で
一番不幸な人がいるよ
真夏の炎天下で
塗装の剥げた機械がゆく

ゆく




作詞、作曲:与命0401

時計 電話 電卓
正真正銘の嘘を食べて生きている
重なった秩序どもが
混沌を形成してるだなんて
思わなんだ

酔ォ
L兼經レ辺天出出等蓮
悪戦多有ラバ弁聖天出
L兼經レ辺天出出等蓮
悪戦多有ラバ悪戦多有ラバ
酔ォ

さぁ ほら 見なさいな
子供たちの群れに消えた
なにもかも
主文 懲役 百万年に処す
正真正銘の虚無を食べて生きなさい

斑な ワンダーランド
頭ん中 タブララサ
自律神経 中途半端
儘ならん 自分の体

斑だ 斑だ
出る人 の ない 電話


テスカとリポカ

作詞、作曲:与命0401

テスカ
「ねぇねぇリポカ
機械の君に
質問があるんだ
僕は君から見てどう見える?
教えてくれないか?
最近人間は怯えている
自分は何者か
わからないから他人を恐れている
僕は何者だい?」

リポカ
「テスカとてもいい質問だ
人は自分を一番知らない
だから他人を通してでしか
自分のことを見つけられない
他人が自分に何思うか
気にせず自分らしくあればいい
ちなみにテスカ、君はけっこう
変わったやつだと思うけど
どうぞ」

テスカ
「サンキュー、リポカ
もう一つ質問してもいいかな
人ができて機械ができないこと
まだあるのかな?
AI、ロボットの進化に伴い
人間はどうなるか
僕がやりたい仕事を機械に
奪われないかな?」

考え中

リポカ
「テスカの質問難しいな
その分答えがいがあるもんだ
機械に足りないものは心
人が人たらしめるところ
憂いや怒りや幸福は
人が持つ特権の一つさ
心を仕事にするんだ、テスカ
それじゃあまた次の質問を
どうぞ」

テスカ
「ありがとリポカ、頑張ってみるよ
でもさ、やっぱり
僕の心機械になれたらって
時々思うんだ
だって世界は辛いことばかり
感じなくなれたらいい
だけどそれは人と呼べるのかな
リポカ」

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リポカ
「テスカ、未来は変えてゆける
そんなのは人でないと思う
辛いことを感じているから
幸せを噛みしめられるのさ
僕らが選べるものがある
僕らが選べる未来がある
人たらしめるもの守るんだ

未来の君は僕なのだから

テスカ」




作詞、作曲:与命0401

夢うつつ
世界を俯瞰して見張る
うたた寝してる
自分の姿見つけつつ
世界を俯瞰して見張る

太陽が沈んでいくのを見届ける
青空の月
まるで何かに吊るされているよに
ふわり浮かんでる

茜から闇へ移ろう空になる
あの時のあの侘しい気持ち
思い出す
一度や二度のものでなく

月光る
そこの周りが雲がかる
朧に熟れる
夜の始まり告げに来る
街灯真似して点り出す

訪れる
夜の風がそよぎ出す
明るく光るでもなく
瞬くわけでもなく
朧に光る月明かり

街の中
少しざわめき始め出す
でも泡の弾けるが如く
静かになる
それを眺める月と僕

夢うつつ
世界を俯瞰して見張る
世界は回る
僕らのことなど気にもせず
それが当然という顔で

その中で
人は美しさを見出す
朧月ごときの容易すぎる偶然に
僕は涙をくれてやる

世界はそっけない
それでも
もうどうしようもないほどに
美しく見えてしまう
散々世界呪ったのに
それでも
僕は僕の体に戻りたいと思ったんだ


一人夜行

作詞、作曲:与命0401

嗚呼 船の上では盲
安らげ内容だ
混繰の海へ 裸足の儘
歩いて往く
さあ 地上に針を
打ったならば
其の穴へ往け
空を貫いた痕こそ
月の灯 朧似

見慣れた物冴え見紛うのは
一人夜行の最中だ殻
逝涸れた幽霊の仕業

夜辺と 夜辺と
草臥れたシャツの儘
寄る辺無い迷子を演じ長ら
治らない、爪を噛む癖
深爪の儘
嫋やかな鯨の潮を吸って
膨らむ影

嗚呼 遠く迄来たな
眠ら無い混沌の街
少し静かに鳴って
阻止て
爆音が成る

此の儘 此の儘
流れ続けて往けば
何の様な景色へ往けるのだ廊下
ふとあの おんぼろの船が恋しく成り
踵を返して 目指すは座礁した船

目指すは座礁した船 船

夏の一夜の夢抱け 抱け

船に寝転んで次の夜を待つ事に試用


ブルウム

作詞、作曲:与命0401

何もかもが欲しいわけじゃない
ただし無欲というわけでもない
僕ら自分の力が弱いことを知っている
だから機械を作ったんだ
同時に機械に憧れてた
だから僕らオートマタを作ってしまったんだ

誰もがその存在を嫌う
人間の紛い物であるとか
いつから人は力を持ったと錯覚してしまった
人型の機械、オートマタは
人の皮を被った者共に
一人一人迫害されていってしまったんだ

一人、二人、三人
一度、二度、三度
一人、二人、三人
一度、二度、三度、四度

僕ら誰かに何も云えない
何かを云ったところでどうせ
お互いの傷が癒えることなんかない
って知ってるんだ
僕ら誰かに僕らのこと
伝えて理解してほしいだけ
みんな主張するだけして
何も伝わっちゃいないんだ

オートマタが語る言葉を
人々は聞く耳を持たずに
頑なに性悪説を唱えて悦に入ってるんだ
だけど彼らオートマタはね
絶対手は出さなかったのさ
それを始めたら全てが終わるって
知っているから

アイ、ドント、ノウ
アイ、ドント、ノウ
アイ、ドント、ノウ
アイ、ノウ、ザット、オール

生半可な相談ではもう
解決できないとは思うけど
それでも僕らは話し合う必要があると思うんだ
人間でもケダモノでもいい
憧れか紛い物であろうが
お互いが考え方を開眼する必要があるんだ

今からでもやり直せるよ
解決には時間がかかるけど
僕らも君たちも破滅は望んでいないと思うんだ
みんな一度拳を開こう
みんなで一度足を止めてみよう
今まで踏んでいた花の名前を探しに行こう

ひとつ、ふたつ、みっつ
ひとつ、ふたつ、みっつ
ひとつ、ふたつ、みっつ
ひとつ、ふたつ、みっつ、よっつ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

与命0401 1stアルバム オートマタ歌詞

与命0401の1stアルバムであるオートマタの全楽曲歌詞を記録しています。

音源詳しくはこちら

https://www.nicovideo.jp/watch/sm35832326


iTunesとSpotifyにて期間限定配信中です。

閲覧数:167

投稿日:2019/10/27 23:30:12

文字数:3,373文字

カテゴリ:歌詞

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