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作詞 椋

~Aメロ~

輪から外れたひとりの狐は

いつも傍らにたたずんで

聞こえてくる声に何度も

背を向けて舌打ちひとつ





「ヤツらは俺など見ていない」

そうして無理に意地を張る

心の底じゃそいつらと

小指をつなぎたいくせに


~Bメロ~

たまに声がかかったって

彼が望む声じゃない

どうせ見ていないんだろ?

邪魔だって言いたいんだろう?


~サビ~

声の届かないとこまで 逃げ出した

いたずらのやり方を 知らないから



いたずらのやり方を 知ってても

やったことがないから できるわけない


~Aメロ~

うるさい声ももう聞こえない

聞きたくないから逃げたしな

すると自然にこぼれてくる

言葉が口からひとつひとつ





彼を囲んだ木々たちも

声を拒んで跳ね返す

こだました彼の独り言

それさえ聞きたくなくなる


~Bメロ~

どんなところに逃げたって

息は切れて続かない

俺の居場所はないんだろ?

俺はいなくてもいいんだろう?


~サビ~

落ちてた斧を振り回して 壊し続けた

ここなら誰もみんな 見てないから



刃が欠け落ち崩れても 壊し続けた

死んでいなくなるのは 俺じゃない

テメェらの方だ!!

~サビ~

握った斧を投げ捨てて 泣き叫んだ

ここなら誰も聞いて ないと思った



誰かが立っているのが ぼやけて見えた

白いハンカチがそっと 差し出された

~Cメロ~

「――――君をずっと見ていたよ――――。」

「――――キミの場所はここにあるよ――――。」

「――――だからこっちにおいでよ――――。」






「――――キミをずっと見てたから――――。」

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

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初投稿です。
こんにちは。夜ノ音椋と申します。「夜さん」、「椋さん」と呼んでいただければ嬉しいです。
余談ですが、僕はクラナドの藤林姉妹では断然杏派です。椋だから椋が好きなわけじゃないです。

正直マジで自分、曲の歌詞を作るコツとか、わっかんないモンでこんな歌詞になってしまいました;;

タイトルは変えてほしくないんですけど、内容は多少変えても意味が一致していればおkです。
ていうか、むしろもっといい歌詞に変えてくださる人がいるはず・・・w

えー、この作品のコンセプトは「見てくれている」です。

自分ひとりだけが別の世界にいるような孤独感、寂寥感、そんなものを真剣に感じているとき、誰かがそんな自分を見てくれているはず。
そんな小さな希望を持てるような歌詞にしてみました。

これからもちょくちょく投稿していきたいと思っています。
そのときはまたよろです。

閲覧数:129

投稿日:2009/02/09 01:57:17

文字数:741文字

カテゴリ:歌詞

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