擾乱の地に蔓延り操られた人形
寡慾な性は盲目なる愛は自傷した後みたいに

廻り合わせの定めとたるや
非道と言える種
螺旋に良く似た渦巻く花も摘み取れない

カラクリの謡夢見心地みたいに
決して損はない痛みに似て
オルガンの音心地好いままに
染み付く褪せた思い出は我が儘に戸惑う

情欲だけ漂い本質なくす地球は
無情なる血を浴びても尚
その青さを残す

陳腐な思考で溜まりきった怒りを
その先に向けても
後に残るのは反省の場面をリピート

カラクリの謡惨苦自慢した
昨日と今日が悪戯(あそ)びだす
振り返れないシーンそっと壁を伝い
立ち上がってはまた涙より重く落ち行く

カラクリの謡夢見心地みたいに
決して損はない痛みに似て
オルガンの音心地好いままに
染み付く褪せた思い出は我が儘に
振り返れないシーンそっと壁を伝い
立ち上がってはまた涙より重く
染み付く褪せた思い出は我が儘に戸惑う