机の上で
からり からり 青の音
太陽の下で
くるり くるり 回る

細かな金属 パチンと弾く
パパママがくれた 贈り物
お気に入りでさ 枕の横で
毎日 同じく 奏でてた

これは世界で たった1つ
天使が宿る 宝物
扇風機あたる あたるあたる
透明なガラスに 反射する


硬い羽が
きらり きらり 光ってる
銀の土台が
ごとり ごとり 立っている

静かな空気を 邪魔して
自己中心に 鳴り響く
音楽の名前は 『名無しの曲』
嵌め込んだ 石が 泣いている

これは世界で 他には無い
私だけの 宝物
寂しがり屋の ぬいぐるみが
窓を見つめる 午後6時


リリラールル 笑ってた
想い出の 封筒を
リリラールル 歌いながら
や ぶ っ た 朝

それは世界で どこにもない
儚く壊れた 宝物
その美しい 天使の音色は
もう何をしても 鳴らない

これは世界で たった1つ
天使が去った 宝物
外風あたる あたるあたる
濁ったガラスに 反射する

割れた 割れた 音の箱
聴こえない曲を 奏でてる
音符が踊る 綺麗なステージ
影に隠れて 夢を見る

みんなが 壊れた 夢を

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壊れたオルゴール

大切な壊れたオルゴールを語る歌

閲覧数:32

投稿日:2012/06/05 18:10:01

文字数:487文字

カテゴリ:歌詞

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