A)
静寂を満たした 湖面の上 踊る
約束を信じて ここで待っていた

A')
触れること出来ない  この体に触れた
安らぎを覚えた 唯一の人よ

B)
死すことを恐れず 守りたい者の為に
戦火の渦に飲まれた 青年と森での出逢い

B')
胸の中芽生えた 熱く燃える灯火(ともしび)を
抑えられずに 愛を 求めた

S)
光輝いた 粒の輪がきらり
照らす湖で 踊り 舞い 夜(よ)が更ける
こんな日が長く 続くことはなく
交わす指切りに 願い込め背中を見つめた

A)
少しずつ広がる 円を描く波紋
込み上げる切なさ 跳ねて揺れる鼓動(おと)

A')
待ち続ける日々が 想い 加速させる
駆り立てる衝動 止めること出来ず

B)
争いの絶えない 鈍い空を彷徨った
戦場(いくさば)走り続ける 幾つもの傷ある戦士

B')
翳(かげ)のある眼差し 強い意志を秘めていた
ああ こんなにも 愛しい人よ

S)
風の波 運ぶ 香る 甘い色
暖かく包み すべて癒してくれる
ほんの少しだけ 時をくれたなら
優しさあふれる 陽だまりのなかへ 駆けてゆく

C)
時を刻む 永遠の揺り篭 ゆらり ゆらり 揺れて
誰の目にも触れず 喘ぎ 嘆き 苦しそうに眠る
骸(むくろ)抱き 零れ落ちた 初めての涙を掬(すく)う
もう二度とは離しはしない

S)
過ぎた千年は 短くて遠い
同じ時の音(ね)を 聴くことを望んでも
不死の血流れる 運命を絶てず
明日を生きてゆく いっそのこと 誰か殺して

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

時の揺り篭

閲覧数:185

投稿日:2013/01/12 17:04:17

文字数:736文字

カテゴリ:歌詞

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