誰かのことを想う　そんな日が続くように
夜遅くに胸のとびら　開いて

夢よ　終わってしまえ　叶えられないだけで
物に当たってしまって　どうせ世界は　って歌で
言葉に乗せ　憂いて　涙はちょっと隠して
明日に託して今日は　帰ろうか

誰かのことを想う　そんな日が続くように
夜遅くに胸のとびら　開いて
煌めく窓の向こう　まあるい月が隘路に
静かに目を閉じたら

それ以上　泣かないで　弱い心を抱えて
明日も呪ってしまって　どうせ僕は端切れ
言葉じゃ到底　直れはしないよね　ごめんね
寄り道しないで　今日は帰ろうか

誰かのことを想う　そんな日が続くように
夜遅くに胸のとびら　開いて
仄めく春の匂い　なんでもないよ　アイロニイ
目もとに浮かぶ涙

を拭って　無理に笑って　躓いて
世界のこと　恨むんだろう
言いたいこと　消えたいよと
声を瞑り　今は泣くんだ
飾りつけて　うそぶいて
世界のこと好きになれずに
布団かけて　夜におやすみ

誰かのことを想う　そんな日が続くように
誰もいない家のとびら　開いて
揺らめく夜の喪を　見ないふりして過ごして
静かに目を閉じたら　

眠ろうか

あなたのことを想う　そんな日が続くように
いつか鍵をかけたとびら　開いて
色めく窓の向こう　いっつも通りの隘路に
出かけよう　ちょっと寝すぎた


ーーーーーーーーーー以下、ひらがな（発音、音数確認用）ーーーーーーーーーー

だれかの　ことをお（もう）　そんなひがつずくよおに
よるおそ　くにむねの　とびらひらいて

ゆめよおわてしまえ　かなえられないだけで
ものにあたてしまて　どおせせ（かい）わてうたで
ことばにのせうれて　なみだわちょとかくして
あすにたくしてきょおわ　かえろか

だれかの　ことおお（もう）　そんなひがつずくよおに
よるおそ　くにむねの　とびらひらいて
きらめく　まどのむ（こお）　まあるいつきがあいろに
しずかに　めおとじたら


それいじょなかないで　よわいここ（ろお）かかえて
あすものろてしまて　どおせぼくわはしきれ
ことばじゃとてなおれ　わしないよねごめんね
よりみちし（ない）できょおわ　かえろか

だれかの　ことおお（もう）　そんなひがつずくよおに
よるおそ　くにむねの　とびらひらいて
ほのめく　はるのに（おい）　なんでもないよあいろに
めもとに　うかぶなみだ


おぬぐて　むりにわらあて　つまずいて
せかいのことうらむんだ（ろお）
いいたいこと　きえたいよと
こえおつむりいまわな（くん）だ
かざりつけて　〇うそぶいて
せかいのことすきにな（れず）に
ふとんかけて　よるにおやすみ


だれかの　ことおお（もう）　そんなひがつずくよおに
だれもい　ないうちの　とびらひらいて
ゆらめく　よるのもお　みないふりしてすごして
しずかに　めおとじたら

ねむろか

あなたの　ことおお（もう）　そんなひがつずくよおに
いつかか　ぎおかけた　とびらひらいて
いろめく　まどのむ（こお）　い〇つも（どお）りのあいろに
でかけよ　ちょとねすぎた