落ちる雫 黒い空 一人ぼっち 雨宿り
木々にぶつかる音も 今日はひどくうるさい
低く広がる色の中 せわしく変わるアオ・アカ
あの日の景色に似て 「なんだかやっぱり忘れきれないや」

二人歩く帰り道 見上げれば深い青で
「今日はどこへ行こう」って そんな穏やかな日で
満たされない好奇心と 溢れ出した危機感が
行動加速させて 後戻りなんかできなくなって

そうだ あの時君はやめようって
言っていたのに 不安げな目で
なんで 大丈夫とか断言して
思ったとおり 見つかっちゃってさ

忘れて 忘れて 辛いことなんか全部
君の記憶から 消えてなくなればいいのにな
弱い声 涙 抱きしめられない
二人ドア開ければ 土砂降りになった 外が待っていた

鳥が鳴いて朝が来て 水たまりに足濡らす
バカな僕にはそれも お似合いかもしれない
喉が渇いて水を飲む 気分悪い吐きそうだ
君はズルはしなくて 罪はないのに罰だけ受けた

そうさ 君はなんにも悪くない
言い出したのは こっちだったし
どうか そんな悲しい顔しないで
「私のせい」 なんて言わないで

壊して 壊して 二人の絆全部
憎んだままでいい 許そうとしなくていいのに
なんで一言も 責たりしないの?
見上げたらそこは 嫌になるくらい 藍色だけで

忘れて 忘れて 辛いことなんか全部
君の記憶から 消えてなくなればいいのにな
なんて思うのも ただのエゴイズム
傷ついたのは君で 傷つけたのは僕だから

もう泣かないで
笑い続けて
いくら嘆いても 救えなんかしない
死にたくなるくらいの 過去を背負う のは君じゃなくて いい

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

応募用/あめふらば

ある罪を犯した「僕」が、その罪の重さを背負わせ、挙句に罰までも受けさせてしまった「君」を思う気持ち。

http://piapro.jp/t/pnJ4
双葉 鱈様のこちらの曲に作詞させていただきました。

閲覧数:191

投稿日:2016/07/24 00:15:19

文字数:718文字

カテゴリ:歌詞

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