あの頃はまだ若かった
青臭くて硬かった
花は咲かせたが平凡だった
おまえの手が必要だった

図体だけは大きくなった
うずくまってたら尻から腐った
日に照らせれて色褪せていった
おまえの手が必要だった

俺を連れていってくれ
俺の種を飛ばしてくれ
俺の種を畑に蒔いて
もう一度花を咲かせてくれ

俺を連れて行ってくれ
皮を剥いて甘く煮てくれ
濾してなめらかにして
舌触りをよくしてくれ

俺を連れて行ってくれ
オーブンでこんがり焼いてくれ
ふわふわのパイ生地がパリパリになれば
俺も天国に行けるさ

俺の顔を彫ってくれ
情けない笑顔がお似合いさ
頭の中に火を灯してくれ
Trick or treat? お菓子をくれ
いやむしろいたずらさせてくれ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

南瓜畑愁歌

カボチャの歌(´~`)

閲覧数:156

投稿日:2020/10/31 20:14:29

文字数:322文字

カテゴリ:歌詞

クリップボードにコピーしました