A
魚を飼おうか
名前が出てこないあの水槽で
生態系の
その始めか終わりに魚を入れよう
多分よく似合うよ

B
そうじゃないかもしれないな
でもまあ その方がいいかな

S
目を閉じて 潜って泡が
皮膚に触れる感触を
ああこれが外から見えたなら
きっと今泣けるのに

A α
星を飼おうか
たとえば小さくて見えないような
星でもこの部屋なら照らせるよ
必要とされていると感じる方が
幸せなんじゃないか


そうじゃないだろう 本当かな
でもまあ その方がいいなあ


思い出したように光る
星の明かりよ伝播せよ
届くまであと少しだけ待とう
寄る辺なし夜でなし

S@
でも
目を閉じて水に潜って (大きな水槽に水を張り)
泡が皮膚に触れる感触を (星が飼える呪いをかけ)
私が触れても目覚めないで(満月の晩 目を閉じたら)
また眠りへと誘うその音を (ほら 見えるだろう)
ああこれが見えたなら (この続きは また今度ね)
きっと今(浮かぶ星と一緒に)
泣けるのに(おやすみ)

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

星飼いact.2

絵先で書いてたものの副産物です。
もはや絵先と名乗るのが恥ずかしいですが

書くきっかけになった素晴らしい作品
http://piapro.jp/t/BqE3

閲覧数:666

投稿日:2015/04/25 23:36:25

文字数:454文字

カテゴリ:その他

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