空に落ちた
向日葵の花びらが
君を包んで
覆い隠してしまったようだ

淡い色した
記憶の面影に
映る君は　君は
僕の妄想だったかもしれない

歪んだ景色を愛せるならば
誰かのことも愛せたのだろう
割れたガラス玉を愛せるならば
君のことも愛せたのだろう
「さよなら」の言葉を愛せるならば
お別れも寂しくなかったのに
あの　向日葵が
記憶の鎖を錆びつかせた

向日葵は枯れない
それは君だったから
向日葵は枯れない
それは僕だったから


影が落ちた
向日葵の花びらが
君を包んで
何処か連れ去ってしまったようだ

陽を灯した
瞳の奥底に
残る君は　君は
僕の妄想だったかもしれない

灰色の世界を愛せるならば
誰かのことも愛せたのだろう
盲目の想いを愛せるならば
僕のことも愛せたのだろう
「愛してる」の言葉を愛せるならば
お別れも寂しくなかったのに
あの　向日葵が
こちらを向いたまま動かない


歪んだ景色を愛せるならば
誰かのことも愛せたのだろう
割れたガラス玉を愛せるならば
君のことも愛せたのだろう
「さよなら」の言葉を愛せるならば
お別れも寂しくなかったのに
あの　向日葵が
向日葵が

向日葵は枯れない
それは君だったから
向日葵は枯れない
それは僕だったから

向日葵は枯れない
向日葵は枯れない