Dark Heroine

Dark Heroine
BPM128

歌詞

退廃的な街の様相に
踏まれて枯れた花を摘み取った
貴女は壊れ始めた世界で
誰より酷く綺麗に笑った
道徳的な声に奪われた
ここには何も残らなかった
温度が消える真夜中の零時
汚れた靴が何かを潰した
感度が鈍ってしまったことに
いつから気づいてたんだっけ？
優しい嘘に溶かした事実も
無意味に消えてゆく
誰もが嫌ったその衰勢は
数多の手で拒まれたんだ
それでも止められない崩壊を
貴方は綺麗と笑ったんだ
うら悲しく果ててく惨状も
騒々しい阿鼻叫喚も
その手を伸ばす先には何もないんだ
さぁさぁ夜を更かしましょう
僕らは今しか踊れない
堂々巡る夜のそこでほら 遊ぼう

その手の白で歪めてしまった
言葉は繁く人を操った
あなたは夜に踊るアタランテ
穢れを知らず女性(ひと)は光れない
掌握された僕の総ては
貴方が笑う度にさざめいた
棘に揺れる髪もその目も
総てが夜を彩る魔法だ
何度も殺したこの感情に
貴女が手を差し伸べたんだ
僕らを責める有象も無象も
ここから消えてゆく
惑いも憂いも悲劇も悲鳴も
何も怖くはないんだって
寄る辺を欠いて波に揺蕩った
この手を握る貴女がいる
煩わしく鳴るこの警鐘を
その手で止めて笑ったんだ
2人でいれば夜も怖くはないな
さぁさぁ手を取り合って今
図々しい呼吸をと
笑顔が絶えるその日までずっと 踊ろう

そっと空に放った声が
息絶えて路傍に散ってく
どんな夢を見たってきっと
すぐ覚めてしまうということ
ねぇ 僕らだけ知ってるんだ
ふっと全部消えてしまえ
とどまることない排気上昇
寂れた街を染める朦朧

うら悲しく果ててく惨状も
騒々しい阿鼻叫喚も
綺麗と笑う貴女が愛おしいんだ
さぁさぁ夜を更かしましょう
僕らは今しか踊れない
堂々巡る夜のそこでほら 遊ぼう