ねぇどうしてかなぁ
いつもはおとなしくおすましなのに
泣いて喚いてわがままほーだい
なにをしたい?どこへいきたい?
聞いてもなんにもわからない

ねぇどうしたのかなぁ
いつもはしっかりとぎょーぎよく
今じゃむくれて意地張りもうだめ
なにを見たい?だれを呼ぼうか?
聞いてもなんにも答えない


さっきからずっとにらんでる私のこと
隠れてこそこそ陰からこそこそ
つかず離れずで遠巻きにジロジロ
どこに行っても眉間にしわ寄せて

つまずいて転んで大泣きして暴れて
頭をなでてもそっと抱き寄せても
わがままはいっこうに治まってくれない
どうしたのかなぁ?どうしたらいいかなぁ?


最後にぽつり小さくぽとり声がする
泣きそうな声で消えそうな声で
「歌いたかったのに」「届けたかったのに」
そのまま泣きながら眠りについた

クチビルが忘れていた息が
ノドモトが気づかない声が
子どもみたいに私の中で騒ぐ
ボタンを掛け違えたままの頃

大きく両手を振りかざしては
怒られるくらいの大きな声で
誰が見ても分からないスキップで
自分だけは満足なステップで


「歌いたかったんだ」それがわかれば
マイクもいらなくて拍手もいらない
弾けそうな破裂しそうな気持ちだけ
誰もいないお月様の下で歌おうか

ポンと跳ねながらバンと飛びながら
汗だくになって笑いっぱなしで
寝転んで逆立ちして上下左右なく
お星様が眠るまで歌っていようか


夜が終わるとき笑って消えたあの子は
私の忘れた私の心臓なんだ
今度破裂しそうなときは
私が迎えに行くからね

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

コドモコドウ

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投稿日:2023/02/25 19:36:29

文字数:661文字

カテゴリ:歌詞

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