わたしは何一つもまともに出来ない
のろまできたないばいきんです
私の話、聞いて下さい

歩く事は出来るけれど
みんなと歩く事が出来ないの
食べる事も出来るけれど
地面に落ちてないと出来ないの
生きる事は出来るけれど
みんなは生きる事を許さない

ねえおねがい ちょっとでいいから
私と遊んでお願い
ねえおねがい ちょっとでいいから
私にノートを書かせて
このままじゃわたし何も分からなくて馬鹿になっちゃうよ

ただ生きる事
ただ歩く事
ただ食べる事
ただ笑う事
ただ喋る事
ただ唄う事
それはとても難しくて
それはとても恐い事で
登校と下校で服の色と形が異なる少女は
今日、張裂けて泣いた

わたしは何一つもまともに出来ない
のろまできたないばいきんです
私の話、聞いて下さい

着替えだってしたいけれど
着替えが破かれてて出来ないの
おしゃれだってしたいけれど
髪の毛切られちゃって出来ないの
終わる事は出来るけれど
みんなが終わる事を許さない

ねえおねがい ちょっとでいいから
給食残してお願い
ねえおねがい ちょっとでいいから
トイレに行くのを許して
結局ねわたし我慢できなくてねもっと嫌われた

ただ眠る事
ただ思う事
ただ逃げる事
ただキレる事
ただ叫ぶ事
ただ殺す事
それはとても難しくて
それはとても恐い事で
登校と下校で髪の色と形が異なる少女は
また、張裂けて泣いた

ここまで
話聞いてくれてありがとう
本当にありがとう
今こうやって言葉を聞いてくれるだけで
付け焼き刃でも嬉しいよ
これは本当だよ

ただ生きる事
ただ歩く事
ただ食べる事
ただ笑う事
ただ喋る事
ただ唄う事
それはとても難しくて
それはとても恐い事で
登校と下校で服の色と形が異なる少女は
今日、張裂けて泣いた
ただ眠る事
ただ思う事
ただ逃げる事
ただキレる事
ただ叫ぶ事
ただ殺す事
それはとても難しくて
それはとても恐い事で
登校と下校で髪の色と形が異なる少女は
また、張裂けて泣いた

今、生きるなら
手を、繋げれば
手を、伸ばせれば
ほら、笑えてた
多分多分嘘じゃなくて
本当本当笑えていた
窓際のベッドで服の色と形が揃った少女は
今、少しだけ笑う

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

少女の唄

閲覧数:126

投稿日:2011/06/16 21:53:51

文字数:924文字

カテゴリ:歌詞

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