手に入れたはずの幻想を
僕らはまだ追っていた
信じなければ本当にはならないと
だから必死で

捕まえられると影を追う
全ては陽炎の罠
確実なものなど一つもなかった
それなのに僕らは

引き寄せられるように
飛び込んでいく羽音
光を纏えばもう
現実も真実も遠い遠い蜃気楼

愛する事を知った日に
尽きる生命だと
君は理解っていたのかい
花びらが骸を隠す
柵(しがらみ)の桜骸


強がりの科白
見下した足元に撥ねた水は
形を変えてもまだ川のままだと
素知らぬ顔で

立ち上る陽炎
曖昧な世界を許してしまう
過ぎゆくものを尻目に笑いながら
気付けないまま

戦うふりをして
本当は逃げていたんだ
逸らした目線の先
力尽きて消えゆく弱い弱い灯火

川面に落ちる蜉蝣に
朽ちた夢を見た
君は幸せだったかい
そう願う
僕らのために
そうであってくれと


愛する事を知った日に
尽きる生命だと
君は理解っていたのかい
花びらが骸を隠す
柵(しがらみ)の桜骸

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

かげろう

自分の人生なのに他人任せじゃだめよねって歌。
KAITOさんとルカさんにお願いする予定。

閲覧数:117

投稿日:2019/12/08 15:14:39

文字数:423文字

カテゴリ:歌詞

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