千鳥足で可憐に
踊るその姿が
徐に揺らいだ
紫の軌跡と

騒ぎ出す足音も
手と膝に変えたんだ
淡い虹を印に
どこまでも這いずる

ああ痛ましい者よ
君は何をみた
ああ痛ましい者よ
君は何を取ったんだ

苦しくても泣けない
どうしよう
くだらないね
つまずいてもう立てなくなった
馬鹿みたいね
神様から無視された末に
僕は這いずっていくんだ

死体に似た彼の
瞳の灰色が
誰かの心には
美しく見えたそうだ
届かない悲鳴が
鳴り響きから回った
何も聞こえないのに
耳を塞いでたんだよ

チックタック過ぎてゆく

自分で作り出した荷物が
とても重すぎて
つまずいて全部壊れたら
生きられそうもなくて
手で辿った道の先には
見えない誰かが待っている

掌も膝も痣だらけで
くだらないね
それでも彼は進む永遠に
終わりが見えるまで
切り裂かれたこの手足を
誰かに見つけてほしい

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  • 非営利目的に限ります
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這いずる者よ

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投稿日:2024/04/06 14:45:16

文字数:384文字

カテゴリ:歌詞

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